沈黙の臓器といわれる肝臓がんですから今回の開発は早期発見に繋がる大きな一歩ですね。
『参照記事』
北海道大の西村紳一郎教授らの研究グループが、100分の1CCの血液で肝臓ガンが発見できる新しい分析方法を開発した。血清中のタンパク質の表面に結合する糖鎖が疾患で変化する特性に注目した。企業と共同で自動分析装置の開発も行い、将来的には健康診断の血液検査の項目にも加えて肝臓ガンの早期発見にもつなげたいという。30日に東京で開かれるシンポジウムで発表する。
西村教授らは肝臓ガン患者83人と健康な人20人から採血し、血清から糖鎖を取り出した。この結果、肝臓ガンにかかると、特定の4種類の糖鎖の組み合わせが大きく変化するのが分かった。
一方、研究グループは塩野義製薬(大阪)とシステムインスツルメンツ(東京)の2社と組んで、一度に50?100検体を調べられる自動分析装置も開発。健康診断での血液検査に対応できる検査態勢を可能にした。
04年度から、独立行政法人「科学技術振興機構」の研究費助成を受け、研究には、慶応大や弘前大も参加。子宮ガンや乳ガン、前立腺ガンで変化する糖鎖の状態の研究も進めており、肝臓ガン以外でも有効な検査方法となる可能性がある。